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牡丹餅はもち米だけ?
牡丹餅を作るときはもち米だけを使うのですか?
こんな質問をお客様からいただきました。
答えは、「お好みに」と言っておきます。
昔から作られてきた牡丹餅ですが、レシピはもち米うるち米(普通のお米)の割合は地域やそのご家庭によって様々なようです。
もち米にうるち米を25%ほど混ぜるというレシピ、等分にするというレシピやもち米100%で作るというレシピも多くあります。
ようするに、あなたのお好みで良いということです。
牡丹餅(ぼたもち)とおはぎ
そもそも牡丹餅とおはぎの違いはなんですか?
一般的に言われているのが春はぼたもちで、秋はおはぎですね。
諸説ありますが季節によって呼び名を変えると言われているのが多いかもしれません。
春のぼたもち、秋のおはぎと季節の花の名前をかけているのはいかにも日本らいしですね。
もともとは神仏に供えた餅(もち)だったようですがビタミンB1などの栄養素などがまったくわかっていない時代に小豆をたくさん食べると元気になるという経験や知恵からおはぎ・ぼたもちが作られたようです。
広辞苑では牡丹餅は、赤小豆餡をまぶしたところが牡丹の花ににるからいるとされています。
一方、御萩(おはぎ)は正確には、萩の餅(はぎのもち)となっており、もち米やうるち米などを炊き、軽くついて小さく丸め、餡(あん)・きな粉・ごまなどをつけた餅となっており、こちらは煮た小豆を粒のまま散らしかけたのが、萩の花の咲き乱れるさまに似ているのでいう。となっております。
また、この萩の餅は異称として北窓(きたまど)とも呼ばれています。
北窓(きたまど)の「つき(月)いらず」を「つき(搗)いらず」にかけた意です。搗(つき)の字はお米を搗くときに使う漢字です。3分搗きや7分搗きなどですね。
餡をまわりにつけるのが関東式で中に入れるのが関西式と言われていましたが最近ではいろいろな作り方があるので一概には言えないかも知れませんね。
ちなみに、ごまやきな粉のおはぎはずっと後になってから登場してきました。
作り方は
それでは、作り方です。
まずは、ご飯を作ることからです。
今回は、もち米75%にうるち米(普通のお米)を25%でやってみましょう。
もちろん、割合はお好みでけっこうですよ。
●もち米を1.5カップ、うるち米を0.5に水480CC、塩小さじ1をセットして1時間くらい浸けておきます。
●時間がきたら、炊飯器で普通に炊きます。スイッチオン。
●炊き上がったあと15分蒸らします。
●蒸らし終わると、そのご飯を水で濡らしたすりこ木でついて半つぶしにします。好みで全部つぶしても良いですよ。つぶし方もお好みでどうぞ。
ちなみに半つぶしを半殺し、全部つぶすのを本殺しなんていう地域もあるようです。(笑)
このつぶしたご飯をお好みの大きさに分けていけばOKです。
まんまるでも楕円でもお好みの形でいいでしょう。でもあんまり大きすぎると食べにくいかな。
餡を中に入れるのか外側にするのかはこれまたお好みでどうぞ。
こしあん、つぶあん、白あん、抹茶あん、黒ゴマ、白ゴマ、きな粉、青のり等々お好みで合わせてくださいね。
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