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玄米の炊き方は白米とは違うの?
「玄米を美味しく食べたいのですが、あまりうまく炊くことができません。白米を炊くのとは違うのでしょうか?」
近年こういう質問が増えています。
基本的には、炊く米を正確に量り、洗米し、水に浸け、水加減し、炊飯器もしくは圧力鍋や土鍋で炊き、炊き上がったら蒸らして、ほぐすといった白米と同じ工程になります。
しかし、そのそれぞれの工程の中での仕方や時間が白米を炊くときとは少し変わります。
そのへんを少し変えるだけで今よりも少しは美味しい玄米を炊けることになります。
玄米がうまく炊けない
日本のみならず世界的に健康志向が高まる中、自然食や健康食品の需要が増えています。穀物類では玄米や雑穀を召し上がる方が増えています。
そこで、今回は玄米を美味しく炊く方法をご紹介しますね。
玄米食をする方も増えているのですが、「炊くのを失敗した」「うまく炊けない」や、中には「炊き方自体がわからない」という方までいます。
そして、「玄米を炊いて食べ炊けれども美味しくない」という声も聞こえてきます。
美味しさというのは、人それぞれなのでちょっとわかりにくいですね。
でもまぁ、そんな方でも今よりは美味しく召し上がれる炊き方をご紹介します。
玄米を美味しく炊く
その前に、炊く玄米選びも重要です。白米と同じで原料米がまずくてはどんなに上手に炊いても美味しくなりません。
そのへんは、お近くのお米屋さんで、どのお米が玄米食に合うかをお聞きになれば親切に教えてくれると思います。私の店ではそうなのでたぶんですが(笑)
それでは、炊飯方法です。
1、玄米を正確に量る
これは、白米も同じです。できれば重量が一番いいのですが、計量カップを使用する場合は、平らな場所に計量カップを置きすり切りいつも同じ目線で誤差がでないように。
すり切りは指や手の平では誤差が生じやすいので固いものでするようにしてください。
2、洗米
玄米は、白米に比べ籾殻やほこり、ゴミ等が混入していることもあるので洗米中は注意してこれらを洗い流してください。
玄米は白米よりも硬いので強めに研ぐ感じでしてください。
3、浸漬(水に浸ける)
玄米は、白米と違い表皮が硬いので吸水しにくいですから、半日は水に浸けておく方がいいです。
圧力鍋なら長く浸けなくてもいいと言われていますができれば10時間ほどは浸けた方がふっくらします。
4、水加減
浸漬が終わると水加減を白米より多めにしてください。
炊飯器の場合は玄米用の目盛りがあればそれに従ってください。
5、炊飯
炊飯器のスイッチオン。
白米よりも炊き上がるまで時間がかかります。
圧力鍋の方が軟らかく炊き上がると言われていますが、最近の炊飯器は玄米モードもあり以前より美味しく炊けるようになっています。
6、蒸らし
炊き上がった後はふたを開けず20分ほど蒸らしてください。
ただし、最近の炊飯器は蒸らしを考慮したものもありますのでその場合はスイッチが切れたらいいです。
7、ほぐし
ふたを開けてしゃもじで炊きあがった玄米をほぐしてください。
これが玄米を炊く基本の工程です。
ポイントは水に長くつけることと、水加減を多くすることです。
一度炊かれた後、水に浸ける時間や、水加減は自分好みに調整してください。
何度が炊いているうちにベストの炊き方がわかってきますよ。
裏技的には、炊く前に塩をひとつまみやヨーグルトを少し混ぜる、フライパンで乾煎りしてから炊飯するなどもありますから試してみてはいかがですか。
玄米って美味しいのかな
私的には玄米よりは白米の方が食べやすく美味しいと思います。消化吸収なども白米の方が玄米よりもいいです。でも、この美味しいというのは白米と比べてのことであり、玄米も何回も食べていますが、決してまずいとは思っていません。
食べ物なので好みがありますから、白米より玄米の方が美味しいと感じている方も多くおられるのも確かです。実際私の店のお客様でも長年玄米食を召し上がっている方も多いです。
ですから、これから玄米食をはじめる方は、まず何を重視して玄米を食べるかを考えてみると、その美味しさも変わってくるかもしれません。
良薬は口に苦しということわざに例えるほどは、まずくないと思いますが、玄米を食べて求めるものが、健康やダイエットなどを重視している場合の美味しさと、ただ単に食べた時の美味しさだけを求めている場合とでは美味しさの度合いが違うのは当然ですよね。
それを考慮してご自分なりの美味しい玄米食ライフをお楽しみください。
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