キャンプなど飯ごうでご飯を炊くことって、たまにありませんか?
家族や仲の良い友人たちと自然のなかで食べるご飯っていつもと違ってとても美味しく感じますよね。
最近では電気炊飯器の使えるキャンプ場も多いようですが、たまには飯ごうで炊くのも良いものです。
飯ごうで美味しくご飯を炊く方法を紹介しましょう。
目次
飯ごうのごはん
ところで、飯盒(はんごう)をごぞんじでしょうか?
お米の1合の半分の半合じゃないですよ(笑)
キャンプや登山など野外で調理するときにに使用する携帯用の炊飯器兼用の弁当箱で食器にもなるものです。
元をたどれば戦時の兵士が野営するときに、楽にご飯を炊けるように研究された道具ですから誰にでも簡単に炊けます。中央にくぼみのあるそら豆のような形も体にあたっても大丈夫なように考えられていて、リュックや腰にぶら下げて歩くのにも邪魔にならないように工夫されています。
そして、ご飯を炊くだけではなく、深さがあるので汁ものも作れ、弁当箱としても、食糧保管用の入れ物として利用されていました。取っては山型になっていますから、木に通してかけたり、持ち運ぶときに安定します。
この飯ごうでお米を炊くことを炊爨(すいさん)と言いますが、炊爨の爨の字は「かし」・ぐと読み、米や麦を煮る、または蒸して飯とする意味です。めしを炊くことです。
アウトドアの人にはなくてはならないものでした。最近では使う人も減っているように聞きますし、ひょっとすると、飯ごうを知らない方も多いのかもしれません。
それに近頃は、オートキャンプ場なども増えているので本当の炊飯器持参なんて方も増えているようですが、野外で飯ごうで炊くお米はまた格別な味わいですよ。
私は、小学生の頃にカブスカウト(ボーイスカウトになる前の小学生たちのグループ)に参加していたので飯ごうで炊いたご飯を何度か食べたことがありますが、とても美味しかった思い出があります。
飯ごうでご飯を炊く
飯ごうで炊いたご飯を野外で気が置けない仲間たちと食べるのは楽しいものです。でも飯ごうで炊いたことがないと水加減や炊き方なども難しそうに思いますよね。しかし、意外と簡単ですよ。それに大自然の中、少々の失敗はよしとしましょう。
飯ごうでご飯を炊く場合の計量ですが、これは、ふたでします。
中ぶたはすり切り1杯が2合です。
次に水加減ですが、外ぶた1杯の水がお米2合分の水加減です。
これで、炊く準備はOK。
夏場は水に浸けて30分から1時間
冬場は1時間からできれば2時間は浸けていてほしいですが、冬場にキャンプ行かれる方はあまりいらっしゃらないのではと思います。
ま、お米は水に浸けてから30分は急速に水を吸収しますので最低でもそれくらいは浸けてから炊いた方がふっくら美味しいご飯になります。
この時の水は、昔は行った先の湧き水や川の水を使用していましたが現在は場所によっては水質が悪いところもあるのでキャンプ場にある水道か持参のミネラルウォーターなどになりますかね。
もちろん、水がきれいなところならその水を使用するのもありでしょう。
洗米が面倒なら、無洗米を用意する方が良いかも知れませんね。
いよいよ炊飯ですがキャンプなど行く場所によってははじめから炊けるような場所が設けられているところもあります。その場合はそこを使ったください。
ここでは、そういう設備のない場合をご紹介します。
セットしたお米を炊く炉を作ります。
これは、三方を石などで囲み飯ごうをかけられるように適当な木切れを探して作ります。
それが出来れば、火をおこします。
たき木に火が着いたら、ごぶし大くらいの石もいくつか入れ、放射熱を利用します。
たき木の火が大きくなったら飯ごうを火にかけ沸騰させます。
沸騰させた後、5分たったら火の着いたたき木をどけます。
飯ごうに小枝で触れてみて、コトコトという振動が伝わらなくなったら降ろし、ふたごと全体を逆さまにして蒸らします。炉端の火の近くに置くのがふっくらさせるコツです。
蒸らすのは15分~20分くらいでいいでしょう。
もし、これで炊くのを失敗したら。すみません。これは、これでいい思い出になったとあきらめてください。(笑)
飯ごうは4合まで炊け、たくさん炊いたほうが美味しくできますよ。
この内容は、一部お米ギャラリーお米学のすすめを参考にしています。
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