お粥を食べたことのある人は多いでしょうね。
地域によっていろいろなお粥がありますよね。
毎日召し上がっている地域もあるようです。
そんな方ならお粥をつくることなんて簡単ですよね。
でもたまにしかお粥をつくらない人はそうはいきません。
美味しいお粥はつくるには、どうすればいいのか?
わからない方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
目次
お粥(かゆ)
「お粥をはじめてつくるのですが、お粥に合うお米ってありますか?」
若い女性の方がご来店され質問されました。
お弁当やおすしチャーハンなど和洋中と料理に合うお米の質問をされることは多いのですが
意外とお粥に合うお米の質問はあまり受けたことがありませんでした。
お友達が風邪をひいて寝込んでいるので、お粥でも作ってあげようと考えたそうです。
友達思いの優しい女性ですね。
それで、私が彼女につたえたのは、今家にあるお米で作ってくださいということです。
普通のお米と同じでお粥も好みがあります。
一般的にはさらっとしたお粥が美味しいといいますが
とろみがあるのが好きな人、あっさりしたのが好きな人など様々ですからね。
しかし、友人の家で作るからお米やご飯があるかどうかわからないとのことでしたので
とりあえず、1.5カップを私のおすすめのブレンド米を量り売りさせていただきました。
今回は、せっかくお米も買ったことだからお米からお粥を作ることにするとのことでした。
どちらかというと、やっぱりお米から作る方が美味しいと思いますが、残りごはんがあるときなどは、そのごはんを使ってお粥を作ってもけっこう美味しくできますよ。
お粥の作り方は
白粥の場合は、お米と水と塩を少々だけです。
手順としては、はじめの方は普通のお米を炊くのと同じです。
まずお米を洗います。
そして、洗ったお米を鍋に入れて1時間くらい水に浸けておきましょう。
土鍋の場合は長時間水を浸けておくとひび割れの原因になったりしますのでボールなど他の容器がいいですね)
このとき水の量は米1に対して水5倍にするのが全粥といわれるお粥になります。
ちなみに、米1に対して水7で炊くものを7分粥、米1に対して水10に炊いたものを5分粥、米1に対して水15で炊いたものを3分粥(おもゆ)といいます。
ま、この分類法はよくいわれていますが感覚的なものなので目安として覚えておけばいいでしょう。
一般的にお粥といわれているものは、全粥や7分粥ってところです。
以上のようにお米のやわらかさは水の量で決めますからお好みでしてください。
時間がきたら中火にかけ、煮立ったら木のへらなどで軽くまぜます。
ひと煮立ちしたら均一に熱が伝わるようになべ底からそっと混ぜます。
決して、かき混ぜないように。
弱火にして煮立ちを抑えてふきこぼれないようにふたをずらしてかけておきましょう。
約30~40分間炊きます。
火を止める前に、塩を少々加えて完成です。
後は、そのまま召し上がってもいいですし、梅干し、塩昆布、漬け物、生卵のまわしがけ、などいろいろのものを合わせて召し上がるのもいいですね。
ごはんから作るお粥
お鍋にごはんの2~3倍量の水を加えて火にかける前にざっと混ぜてほぐしておきます。
このときごはん粒がつぶれないようにしましょう。
煮立たせないで弱めの中火で炊き上げます。
水が減りすぎないように適度なところで召し上がってください。
寒くても暑くても
寒いときにはあつあつのお粥はあったまりますよね。
猫舌の方はやけどをすることもあるのでご注意を。
昔から、1月7日の七草粥や、1月15日の小豆粥などが有名で今でも受け継がれています。
そう考えると、もともとお粥は寒い時期によく食べられたのでしょうね。
水のかわりに煮出した番茶で炊く茶粥もあります。この茶粥にサツマイモやそら豆をいれるといも茶粥、豆茶粥というのもあります。
さらに、ほくほくのサツマイモとやきもちをいれた力粥、あさりのお粥なんかもあります。
他にも地域によって様々なお粥があります。
お粥は、どちらかというと寒いときの熱いお粥や、病気の時に食べるお粥のイメージがありますが
夏場など食欲のないときも梅干しと白粥を食べたりしますからやっぱりお米は万能ですね。
夏場はあつあつよりも少し冷えたお粥なんかもいいですね。
ちなみに、私の祖父母の地域では番茶の茶粥はほぼ毎食でていました。ですから、私が子供の頃夏休みなどに祖父母のいる田舎にいくと冷えた茶粥もよくたべていましたよ。
ですから、私の場合お粥といえば熱いのも冷たいのもで、白くなく茶色という感じです。(笑)
でもはんとうに美味しいですよ茶粥も。
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