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お米選び
お米を選ぶときに起こしやすい間違いを知っていますか?
それは有名な産地のブランド品種だから。
ひょっとしてこんなことを基準にお米を選んでいませんか?
だとしたらあなたは美味しいお米を食べそこなっているかもしれませんよ。
美味しいお米は少ないの
最近では、昔ほど美味しいお米が少なくなったという方もいますが私が感じるのは美味しいお米が少なくなったのではないですね。
逆に基本的には現在日本で作られているほとんどの品種が美味しいお米であります。
ただ、ほとんどのお米が昔の品種よりも美味しくなったために、その中から突出した美味しさのあるお米が少ないだけで実際はすべて美味しいお米なんです。
ほんと30年くらい前まではめちゃくちゃまずいお米がありました。
もちろんそれが古い米とかではなく同じ年に収穫されたお米同士で試食してですよ。
お米の食味ランキングという毎年収穫されたお米をランク付けしている一般財団法人日本穀物検定協会では比較する基準米を複数産地のコシヒカリにしているのですがすべてのお米がその基準米と同等もしくは、同等以上の食味と評価されています。
有名産地という落とし穴
日本には美味しいお米の産地として有名なところが数多くあります。
これがかえってお米を選ぶときに邪魔になることがあります。
というのも
例えば、価格も味も10人いればほとんどの人がこちらを選ぶというお米があっても
有名な産地やブランド品種でないからと購入していただけないということがあります。
ちなみに10人中ほとんどという表現をしていますがお米など食品は人それぞれ好みがありますから10人中全員がという表現にはしませんでした。
それだけ有名産地やブランド品種というものには根強い人気があります。
ま、服でもそうですよ。同じようなデザインでもブランド品ならゼロが2、3個違いますよね。
でもこのブランドが思わぬ失敗を招くことになることもあります。
先ほども少し紹介しましたが一般財団法人日本穀物検定協会の食味ランキングですが同じ品種、例えばコシヒカリでも産地によって評価に差があります。
新潟県などはコシヒカリの地域を6カ所に分けていますが食味の評価にも差があります。
これにまだ違う品種も入ってくるので同じ産地でも複数の品種で優劣が付けられることのなります。
もちろんこのランキングはあくまでも目安でその食味検査されたお米の評価なのでその地域すべての評価として考えるのは少し乱暴なことかもしれませんね。
実際このランキングも米屋としてはうなずけない産地や品種もあります。
ですから、お米を選ぶときに必要なのは試食です。
そう、ご自身で試食してお好みのお米を選ぶことが一番なのです。
それが、有名産地のブランド品種であればそれで良いですし、まったく知名度のない品種やブレンド米の方が美味しいと感じたらそちらの方が良いのではないでしょうか?
だって美味しいお米を召し上がりたいのでしょ。
それとも有名産地のブランド品種を召し上がりたいのですか?それなら迷う必要はありません有名産地のブレンド品種を召し上がってくださいね。
しかしやっぱり美味しいお米を召し上がりたいとお考えなら少量で販売しているお店で少しずつ買って「このお米美味しい」と感じたものを購入されるのが一番です。
ご注意としては、お米は天候などにより毎年同じ産地の同じお米がいつも美味しいとは限りませんので新米に変わる頃にはまた少量で購入してその年のご自身のベストのお米を見つけてくださいね。
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