10月となり新米も続々と収穫されてきています。
今年も全国的に猛暑や天候不順で新米の品質にも影響がでています。
現在私の店では、京都府、滋賀県、福井県などの新米が入荷しました。
ただし、本格的に新米に切り替わるのはもう少し先になります。
品種によっては11月にならないと新米が入荷しません。
今回の記事は滋賀県産ひとめぼれの新米についてご紹介しましょう。
目次
新米令和4年産(2022年)の滋賀ひとめぼれはいつから?
滋賀県ひとめぼれの新米はすでに入荷しています。
えっ、ひとめぼれって東北のお米の品種じゃないの?
なんて思う方もいらっしゃいますね。
意外かもしれませんが、けっこう全国いろんなところでひとめぼれは作付けされています。
滋賀県でもかなり前からひとめぼれが作られていました。
毎年本場の宮城県など東北のひとめぼれよりも一足早く新米が収穫されます。
早めの新米のなかでは、美味しいですよ。
とはいえ、数量はそんなにありません。
滋賀県の場合は、やっぱりコシヒカリ、キヌヒカリ、みずかがみなどの作付けが多いですね。
それに、秋の詩、日本晴なども根強い人気があります。
そう考えると、滋賀県産ひとめぼれはレアな新米とも言えます。
滋賀県産ひとめぼれの品質は?
令和4年産滋賀県産ひとめぼれの品質はこの時期の滋賀県の新米のなかではまずまずです。
私の店に入荷した新米もすべて農産物検査で一番評価の高い1等米でした。
しかし、1等米ではありますが、若干高温障害の影響だと思われる米粒が散見されています。
現在入荷している滋賀県産コシヒカリも1等米ですが、
夏場の猛暑、特に夜の温度が高かった影響で品質がそれほどよくなかったです。
後日入荷した滋賀県コシヒカリは、はじめに入荷した新米よりも品質がよかったです。
という感じで今年は高温障害のため品質が少し落ちている地域が多いかもしれません。
近年は高温障害による品質低下のお米が全国的に見られます。昨年は少しましな方でした。
滋賀県産ひとめぼれの食味は美味しい
さて、食味です。
実際に食べてみてると美味しかったです。
外観、ようするに米粒の見た目ですね。
これが、悪いと農産物検査では品質が悪いと判断されます。
ただし、米粒の見た目は悪いけどご飯にすると美味しいというお米もあります。
現在入荷しているひとめぼれは1等米です。
ということは見た目も一応合格ということです。
食味も良かったので安心して販売できます。
とはいえ、数量が少ないのであくまでも全国の新米が本格的に出回るまでのつなぎになります。
新米令和4年産(2022年)の価格は高い安い
新米滋賀ひとめぼれの価格は高い安いどちらでしょうか。
昨年に比べると高くなっています。
他の産地品種の新米と比べると高くなくお手頃価格だと思います。
全国的にお米の価格は昨年よりも高めとなっています。
というのも、人件費をはじめ、電力費、運賃、包装容器代など
様々なものが高騰しています。
ロシアのウクライナ侵攻の影響もありますし、
コロナの影響もあります。
また、生産調整は廃止になっていますが、
実際は米価の下落を考え作る量を減らしています。
結局減反しているのと同じです。
コロナの影響で外食産業で消費されるお米の需要が減ったこともあり
古米の在庫も多くあります。
ですから、新米の作る量が減っています。
もともと新米が少ないのです。
と、いろいろな要因があり昨年よりも新米価格は高めになっています。
しかし、売れなければ安くなることもあるでしょう。
しばらくは昨年よりも高めで様子を見ていくしかないかもしれませんね。
ま、でも例えば10㎏5000円のお米でも、お茶碗一杯分で32.5円ほどです
これを他の食料品と比べて高いと考えるか安いと考えるかです。
売ってるからと言われそうですが、私はそんなに高いとは思わないのですが。
物の価値は人それぞれですからね。