お米の賞味期限と消費期限って常温でどれくらいですか?
お米って消費期限とか賞味期限があるのでしょうか。
いつまで食べられるものなのと考えている人もいらっしゃるでしょうね。
お米の場合は古いお米でも食べられないことはありません。でもまずいです。
もちろん、カビなどが生えている場合は食べられません。
目次
お米の賞味期限や消費期限はありません
「買ったお米がたくさん残っているのに知り合いから30kgのお米をもらったんですが常温でどれくらいもちますか?」
「お米って賞味期限や消費期限の記載は義務付けられていません」
「極端なことを言うと、ないということです」
「その代わりに精米をした日が記載されています」
「いわゆる精米年月日です」
【ちなみに、食品表示法・食品表示基準の改正で今までの表示は精米年月日でしたが「精米時期」とし、「年月日」ではなく「年月旬又は年月日」を表示できるようになりました。2022年(令和4年)3月26日までが経過措置期間なのでそれまでに表示方法が変わってくるでしょう。】
どちらにしても、賞味期限や消費期限が気になる方は、精米時期を目安にして、ご自分の必要量を買うのがベストです。
賞味期限と消費期限の違いは
お米の賞味期限と消費期限を考える前にまずは、賞味期限と消費期限の違いを考えましょう。
加工食品には賞味期限や消費期限を付けることが義務付けされています。
- 賞味期限とは美味しくたべることができる期限です。
- 消費期限とは安全に食べられる期限なので期限が過ぎたら食べない方が良いんです。
じゃ、お米にはなぜ賞味期限や消費期限がないのでしょうか?
お米も精米加工するので加工品なんですが実際のところ、野菜などのように農産物扱いということです。
ま、ですから賞味期限と消費期限は自己判断になりますよね。
お米の賞味期限は
賞味期限、ようするに美味しく食べられる期限はお米の保存方法やそのお米によって劣化の進み具合によって変わってきます。
ですから、お米を美味しい間に食べられるように冷蔵庫などで保存するといいでしょう。
夏なら1ケ月以内、冬なら2ケ月以内で消費するようにすれば賞味期限内といっていいでしょう。
ま、それを過ぎても美味しいままのお米もありますけでね。
こういう点からも賞味期限を決められないのでしょう。
お米の消費期限は
これも極端な言い方になりますが、お米は何年たっても食べられます。
もちろん保存中にかびたりしたら食べられません。
長期間保存しているとお米の虫がわく可能性もあります。
ただ、仮にお米の虫がわいてもそのお米を食べられないことはありませんし必ずしもお米の虫がわくとも限りません。
古いお米は美味しくはないかもしれませんが食べられないことはないのです。
かびていなければ害もないです。
事実、以前は2年や3年前のお米が政府米として備蓄保存されていました。
もちろん、これらのお米は低温で、湿度も管理された倉庫で保存されていたので常温の倉庫で何年も保存していたものより品質の劣化はかなりましでした。
実際に私も古いお米を食べたことが何度もあります。
決して美味しくはありませんでしたが3年くらい前のお米でも食べることはできました。
しかし、食べられることと食味が良いということは別問題ですよ。
かびたりさえしなければいつまでも食べられるので安いときに何年分も買っておいても仕方ないですよね。
食べられるお米だけれどもまずくて、食べられないってことになりますからね(笑)
でもまぁ、腐るものでもないので安全に食べられる期限と言われている消費期限も明確にできないのでしょう。
結局もらったお米はどうしたのかな
このお客様がお米をもたったのは最近では珍しくなったお歳暮シーズンの贈り物だったようです。
しかし、30kgは多いですよね。
このお客様のご家族は3人家族で通常でも1ケ月で5kgほどですので30kgとなると単純に計算しても半年分になります。
この時点では冬の時期なので暖房のかかっていないところに置いていれば常温でもまったく問題なかったです。
しかし、半年分なので6月くらいまであることになります。
幸い、玄米だったのでその都度精米すればそれなりの鮮度が保てるはずです。
でも、このお客様は結局、他の知り合いの方に少しずつおすそ分けしたそうです。
ま、だんだん食味が落ちてくるのでまずいお米を我慢して食べ続けるより早めに消費するほうが良かったと思います。
それに、おすそ分けするにしても美味しい間に分けてあげた方がもらった人たちもうれしいでしょ。
お米をあげるにしてもその家族の消費量を考えて贈答したほうがいいですよね。
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