お米の防虫予防には鷹の爪が有効だ!
と、昔から言われていますよね。
ところで、ほんとうに鷹の爪に防虫効果があるのでしょうか。
目次
お米に虫がわいた
「お米に虫がわいたから鷹の爪ください」とお客様からご依頼がありました。
まだそんなに暑い日が続いているわけでもないのですがお米の虫がわいたようです。早速、ご依頼の鷹の爪を持っていきました。
以前なら梅雨時から夏場にかけてがお米の虫たちが発生する季節になり毎年何件かは虫がわいたという苦情をいただきました。
しかし、最近は真冬以外なら虫がわいたということも聞くようになってきました。真冬でも保存場所によっては虫が発生します。
天候不順で春や秋でも夏のような陽気になることも珍しくなくなってきていることや空調設備が整っているので年中快適な温度の部屋は時として虫にも快適な温度になっていることがあります。
そういう意味では、お米の虫がいつわいても不思議ではなくなってきています。
でも本格的に虫がわいてくるのは梅雨時から夏場ですのでその時期はお米の保存も注意が必要です。
鷹の爪の効力は
昔から防虫には米びつに鷹の爪、にんにく、わさびなどを入れておくといいと言われていましたがほんとうのところ効果はどうでしょうか?
先ほどのお客様とは別のお客様が
「米びつに鷹の爪をいれておいたけど虫がわいた」という苦情をいただきました。
ちなみに、私の店では、実店舗で販売しているお米については虫がわいた場合は残ったお米を交換しています。
ご購入から長期間後の場合は交換できないこともあります。
さて、鷹の爪ですが昔から言われているだけあり多少の防虫効果はあります。
ですから、市販の米びつ用の防虫商品などには唐辛子の成分が入ったものもけっこうあります。
私の店でもお米の虫が多くなってくる頃に注意喚起の意味も含めて鷹の爪をプレゼントすることもあります。
が、入れておけば絶対に虫がわかないということはありません。
お米の虫というか、穀物につく虫はそこらへんにたくさんいます。
なので、米びつのお米は毎回使い切ってからきれいに掃除をして次の新しいお米を入れるようにしなければいけません。
まだ前のお米が残っているのにその上からお米を足していくと虫がわく確率が高くなっていきます。
それに、お米は使いきっても米びつの隅にはぬかやほこりなどといっしょにお米の虫の卵が残っていることもありますから毎回きれいに拭き取ったあとで次のお米を入れるように心掛けてくださいね。
何が一番効果があるのでしょうか?
となると、米びつに入れておく防虫効果のあるものは何がいいのですかという質問がありますが
はっきりいって「これだ」というものはありません。
先に書いた、鷹の爪、にんにく、わさびなども絶対に虫がわかない保障はありません。
それよりも、その時期はいつもよりお米を少量で購入することをおすすめします。
そして、なるべく涼しいところで保管するようにしてください。
理想なのは冷蔵庫の野菜室です。
虫もわきにくいですし、鮮度も落ちにくいですからできれば冷蔵庫で保管してください。
最近では冷蔵庫用の米を入れる容器も販売されていますが、空になったペットボトルを洗って乾かしてからそこにお米を入れておられる方はもいらっしゃいます。
空き瓶などに入れても冷蔵庫に入れやすいですね。
ただし、どちらにしても密閉してくださいね。
米粒は臭いを吸ったり、水分を吸収や発散したりします。
ま、ものは考えようで虫がわくということは安全な証拠という人もいます。
でも、あまり気持ちのいいものではないでしょうからなるべくわかさないようにしたいですね。
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