近頃では「コシヒカリを超えるお米」というキャッチフレーズも
そんなに珍しくなくなってきました。
「夢ごこち」は30年ほど前に育成された品種ですが
まさに、初代「コシヒカリを超えるお米」として登場しました。
産地は別として「夢ごこち」という品種は
粘りがあり、やわらかく、甘みもあり
お米好きの方なら一度は召し上がったことがあるのではないでしょうか。
令和5年産滋賀県の夢ごこちが入荷いたしました。
価格や品質、食味が気になる方は参考にしてください。
目次
令和5年産(2023年)新米滋賀県産「夢ごこち」の価格
令和5年産滋賀県の夢ごこちの価格ですが、上昇しています。
当店の仕入れ価格から昨年産と比較すると10㎏で150円ほどです。
産地や栽培方法、販売店などによってはこれ以上の値上げになっている場合もございます。
滋賀県産夢ごこちは他の品種に比べると上げ幅はやや少ないほうですね。
もともとお米作りや流通に関する肥料、農薬、輸送、電力、容器包装、人件費など
すべての経費が昨年に比べて上昇していました。
ということで産地品種にかかわらず値上がりはある程度覚悟していましたが
原料米の価格が予想以上に値上がりしている産地品種が多いです。
消費者のお米離れに拍車がかからないと良いのですが。
ただ、お米って一度に5kg、10kgと買うから価格が高く感じますが
他の食材に比べると安いと思うのです。
仮に高級米1kg1,000円のお米でも
お茶碗中盛1杯で65円ほどです。
半値の1kg500円のお米なら32.5円
ま、細かく言うと水道代や炊飯の電気代もしくはガス代は別途かかりますが
これくらいの価格でお腹がふくれる食べ物はないのではと思います。
令和5年産(2023年)新米滋賀県産「夢ごこち」の品質
令和5年産滋賀県夢ごこちの品質は、昨年よりも少し悪いです。
入荷した新米全量が農産物検査で最上位ランクの1等米でした。
しかし、昨年に比べると同じ1等米でも少し品質が落ちています。
農産物検査の等級は上位から
1等、2等、3等、規格外となっています。
等級によって同じ品種でも価格差があります。
当然1等米が一番高く、等級が下がるごとに価格も下がります。
等級価格差は産地によって異なります。
今年は全国的に昨年よりは品質が悪い産地が多いのでしかたないですね。
それからすると、今回入荷した夢ごこちは許容範囲というところでしょうか。
この評価は、もちろん当店が仕入れた夢ごこちなので
滋賀県すべての夢ごこちの品質がそうではないかもしれません。
玄米の画像でもわかるように部分的に白くなっている米粒がけっこうあります。
この玄米を精米したものが下の画像です。
精米すると白くなっている米粒が目立ちます。
これだと、ばりばりの1等米とは言えませんね。
ただし、今年のコシヒカリよりはましです。
令和5年産(2023年)新米滋賀県産「夢ごこち」の食味・食感
令和5年産滋賀県の夢ごこちの食味は美味しかったです。
外観の品質が昨年よりも悪かったので食味はどうかなと思ったのですが
弾力のある粘りの食感と甘みもありました。
炊き上がりのご飯の色が少しくろめかなとも感じましたが
この地域は昨年も同じような色でした。
後から入荷する夢ごこちがどうかはわかりませんが
今回の分は合格点をつけても良いかなと思います。
まとめ
令和5年産滋賀県の夢ごこちの価格は少し上がっています。
ですが、当店では据え置き価格で販売しようかと考えています。
全量1等米での新米入荷でしたが品質は昨年よりも悪いです。
品質は良くなかったのですが、食味や食感は合格点の美味しさです。