新米が収穫される地域が増えてきています。
まだまだこれからいろいろな産地で新米の収穫が進んでいきます。
いつも食べている産地の新米を楽しみにされている方も多いでしょうね。
京都府の新米も早く収穫される品種やコシヒカリの新米が出荷されています。
目次
令和4年産京都府綾部市コシヒカリの新米はいつから
京都府綾部市産コシヒカリの新米は第一回目が入荷しています。
この京都府綾部市産コシヒカリは、私が所属しているお米の研究グループで
毎年、減農薬減化学肥料の特別栽培米でお願いしているお米です。
今年は9月の上旬頃から稲刈りがはじまっていました。
その後の農産物検査では、特別栽培米は普通栽培米の後に検査されます。
それに私の店だけが仕入れているわけではないので
ある程度の数が集まってから各店舗に出荷されます。
ですから、私の店に入荷するのは普通よりも遅くなります。
9月末に新米入荷となりました。
今年の価格は、高い安い?
京都府綾部市産コシヒカリは契約栽培ではありますが、一定の価格ではありません。
毎年その年の他のお米の価格を参考に変更しています。
今年の場合は、やはり仕入れ価格は上がっていました。
ただし、今のところ私の店では小売価格の値上げは保留いたします。
通常でも減農薬減化学肥料の特別栽培米ということで普通のお米より価格が高めです。
ですから、大幅な価格上昇がない限り据え置き価格で
できるだけ消費者にご負担をかけないようしたいと考えています。
お米の生産、流通、販売における
人件費、電力、燃料、運賃、包装容器代などすべてのものが値上がりしています。
今後収獲されるお米も価格は昨年より高いです。
令和4年産京都府綾部市産コシヒカリは美味しい?品質は
新米の食味や品質はどうだったでしょうか。
私の店では、玄米で仕入れていますからその玄米を精米しています。
精米した後試食をしました。
食味は
新米の京都府綾部市産コシヒカリは美味しいか?というと、まずまず合格点だと感じました。
綾部産コシヒカリは特徴として、あっさりしていてお腹がもたれない。
適度に粘りがあり、軟らかい食感のご飯になります。
もっとも、何と比べてということになりますが他の地域のコシヒカリと比べてですね。
品質は
品質ですが、外観を重視する農産物検査では最高ランクの1等米で新米入荷いたしました。
1等米ですが、厳密に言えば2等米に近い感じでしょうか。
高温障害の影響で白い米粒や米粒に白い筋が入っているものが散見されます。
精米工程で食味に影響がでるような不良米粒をできるだけ処理しています。
ですから、袋詰めした精米は食味にはさほど影響していません。
近年の猛暑、特に夜の温度が高いことはお米にとっても影響が大きいです。
それに対して生産者も栽培を工夫されていますが
それを上回る天候に悪戦苦闘というところでしょう。
そのため近頃は高温に強い新品種を開発するなど各産地も努力されています。
ただ、従来からある品種はやはり高温障害で品質が安定しないですね。