【新米入荷】令和4年産福井県いちほまれ!
各産地とも美味しいお米を目指して新しい品種を開発しています。
そんななか、コシヒカリ発祥の地である福井県でも5年前にハイブランドの新品種が開発されました。
コシヒカリを越えるお米として開発されたお米の名前。
それが「いちほまれ」です。
そんな「いちほまれ」の令和4年産新米の品質や食味についてご紹介いたします。
目次
いちほまれの新米(令和4年産)の品質は?
「いちほまれ」の新米ですが、品質は良かったです。
ここでいう品質とは主に外観、見た目ですね。
農産物検査においては、品質ごとにランクをつけています。
1等米、2等米、3等米、規格外とあり1等米が品質の一番良いお米のランクです。
今回入荷した「いちほまれ」の玄米は1等米でした。
昨年までも入荷した「いちほまれ」はすべて1等米でしたが今年の1等米は今までのなかで一番きれいではないかと感じています。
1等米といってもけっこう外観が良くないお米もあります。
そういう意味では、今年の1等米は正真正銘の1等米ということですね。
精米した「いちほまれ」の米粒もきれいです。
いちほまれの新米(令和4年産)の食味は?
「いちほまれ」の食味ですが、良かったです。美味しいお米でした。
特徴とされている、しっとり、ふっくらとした食感。
噛むと甘さが口に広がります。
5年前に開発された「いちほまれ」ですがデビューしてから良食味として紹介されてきました。
お米の食味ランクキングではデビューから4年連続で最高位のランク「特A」でした。
しかし、2021年(令和3年)は「A」ランクに格下げされました。
天候に出来が左右される農作物ですが、このランクが格下げされたことで
2022年産(令和4年産)は特Aに復活するように作られたから美味しいのでしょうね。
このランク付けですが、日本穀物検定協会というところが毎年行っています。
このランクの付け方ですが、専門の食味評価エキスパートパネル20名が
供試品と協会が定めた基準米を官能試験で外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6項目を比較評価する方法です。
官能試験{人の五感(目・耳・鼻・舌・皮膚)を使って品質を判定する方法}
ただ、供試品とされるお米の詳しい地域などは発表されません。
また複数産地のコシヒカリのブレンド米が基準米とされていますが産地は知らされていません。
ですから今年の新米「いちほまれ」が特Aになるかはわかりませんが、私の店に入荷した新米に関しては特Aクラスでしょう。
だいたい、広い産地内の何カ所かで抜粋したお米から
その産地全体のお米のランクを付けるというのもどうかなと思うのですが。
まぁ、でも私たち販売している店も便乗して「このお米は特Aです!」なんて紹介していますから仕方ないです。
産地にしてもランクが高いほど美味しいお米とアピールしやすいですからね。
ただ、私の店のように玄米で仕入れて精米している販売店はランクはあくまでも目安として考えています。
最終的にはしっかり試食して美味しいかまずいかを判断しています。
だって特Aのお米と言って販売しても、召し上がってまずければ偽物を売っているとお客様に勘違いされることにもなりかねませんからね。
ちなみに、私の店が仕入れている「いちほまれ」は特別栽培米といって
この産地での普通栽培よりも農薬と化学肥料を5割以下にした栽培方法のお米です。