新潟県がコシヒカリと双璧のトップブランド米をということで開発された新品種「新之助」!
2017年に本格デビューして5年目の新米が収穫され当店でも入荷いたしました。
さぁて、新米の出来はどうなのか?
美味しいのかまずいのか気になるところです。
それに食味や食感はどうなのか?
目次
新之助(新潟県産米)新米の出来は!
新之助(しんのすけ)テレビCMでも流れていますね。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
その新之助の新米が当店でも入荷いたしました。
もちろん検査で最高位のランクである1等米です。
というか、新之助は1等米以外は市場に流通させないと決められていますから出回っている新米はすべて1等米です。
それでは、新之助のできはどうだったのか?というとはっきり言って今年は良くありません。
1等米が入荷しましたが、米粒も本来のぷりっとした大粒ではなく薄い感じです。
今年は長雨の影響がすごくあったようです。
特に新之助には大きな影響がありましたね。
画像は南魚沼コシヒカリと新之助の米粒の比較です。
本来新之助の米粒の方がもっと大きく感じられるのですがこうして見るとあまり差がないですね。
ま、少しだけ新之助の米粒が大きいかな。
今年さんの新潟県産米は、お米の生育や収穫量の増減などの目安となる作況指数が9月25日現在の発表によると96でした。
96という数値は「やや不良」ということです。
もちろんこの数値は新潟県産米すべての結果です。
新之助だけだともっと悪いということも考えられます。
先ほども書いたように新之助は1等米以外は市場にでません。
今年は2等米以下がかなり多いようなので当然出回る数量も少なくなるでしょう。
1等米で出荷された新之助も今までのように良い感じではないので心配です。
新之助(新潟県産米)新米は美味しいのまずいの?食味や食感は?
新之助の新米の出来が例年より良くないということですが、あくまでも外観、見た目ということです。
美味しいかまずいかはまた別問題となります。
食味は?
ということで美味しいかまずいかというと、美味しいに含まれるかなと思います。
甘みは強いということはなくほのかにという感じでした。
米粒が薄い、張りがないという表現の方が良いかもしれません。
それだけに粒が充実していないので甘みも少し損なわれているのかもしれません。
もっともこれは私の店に入荷した新米の新之助なので、新潟県産すべての新之助がそうであるとは言えません。
食感は?
大粒で粒感を感じられるというのが特徴のひとつでもある新之助です。
ただ、今年の場合は先ほどから何度も書いているように米粒が薄く張りがない感じになっています。
それに上の画像のように割れた粒やひび割れ粒があるとべちゃっとした食感になりやすいです。
ちなみに、今年産は胴割れという粒が割れることで等級落ちする新之助が多いということです。
上記のようなことが影響してご飯粒の弾力が少ないように感じました。
どちらかというと軟らかい感じになっています。
例年の新之助の感覚がある方には少し頼りない歯ごたえになっているかもしれません。
といってもまずいというわけではありません。粒感が違うということです。
これはこれで一定の支持者もいることと思います。
さすがに天候には勝てないですね。
コシヒカリも収穫量が減っているようです。
ただ、私が試食した新潟県の南魚沼産や佐渡市のコシヒカリは食味は良かったですね。
コシヒカリと新之助のツートップ
今年はどちらに美味しさの軍配が上がるのでしょうか。