どうやら東大生はかためのご飯が好きらしい!
東大生が食べている、子供の頭が良くなる食事っていったいどんなものだろう。
同じような食事にすれば東大に合格するかも?
目次
東大生はご飯が好き
全国農業協同組合連合会のホームページに興味深いことが掲載されていたので紹介します。
東京大学に通っている学生は受験生の時にどんな食事をしていたのかを実際に東京大学の学生さん3人にインタビューしていました。
ここで3人に共通しているのはご飯であれ、パンであれみなさん朝食をきちんと食べていることです。
次に、お米の銘柄や産地にこだわりがありましたか?という質問には
3人とも銘柄や産地には特にこだわりはなかったようですが
これまた、3人とも硬めのお米が好きだということです。中にはやや芯が残っているくらの感じでないとダメな学生さんまでいました。
それに、自炊でも毎日の食事はごはんが基本だったようです。
おかずも漬物や煮物などの常備菜をいくつか用意して納豆や卵なども食べていたようです。それにおかずも栄養のバランスを考えて食べていたようです。
たしかに、受験時には体調管理も重要になってきますから、いざ本番になったときに体力がなくなっていると思考能力も落ちますし、東大の受験ともなると1問解くのにもすごく体力がいるそうです。
そういえば、私の近くに京都大学があるのですがそこの学生さんもけっこう自炊している子が多く私の店にも定期的にお米を買いにくる学生もいますからやっぱりごはんはいいんですね。経済的でもありますからね。
全国農業協同組合連合会のホームページですから、お米を嫌いな学生さんにはインタビューはしないと思うので多少お米派に偏っているでしょうが、実際上記のような食生活で受験をして見事!東京大学に入学したのは紛れもない事実です。
朝ごはんの質によって子どもたちの運命がかわるって
同じホームページに脳科学者の第一人者で「脳トレ」でもおなじみの川島隆太教授のお話も掲載されていました。
その川島先生に、ふだんどんな朝食を召し上がっていますか?の問いに
「妻と子供たちはご飯、僕だけパンなんです。」と米屋としてはがっかりする答えでした。(笑)
なんでも、子どもの頃からずっとパン食で育てられていたので、どうも朝はパンしか喉を通らないそうです。そういう生活習慣になってしまっているそうです。小さいときから続いている習慣ってなかなか変わりませんよね。
川島先生が、ご飯の大切さを意識したきっかけはアンケートを元で調査を進めると朝ごはんの質によって子どもたちの運命が変わるというデータがでてきたそうです。そして、現実に子育て中の家族を覗くと、約半数の家庭では食パンか菓子パンとジュースか牛乳だけで、おかずを食べていないのが普通になっていたそうです。成長期の子どもは、栄養バランス的にもおかずを食べることはとても重要なことなんだそうですよ。
でも朝からたくさんのおかずをつくるのは大変ですよね。
学校の先生や保護者に向けて「朝はおかずも食べなければだめですよ」と話すと、みんな下をむいて暗くなるそうです。(笑)でもそれは、ちょっとした工夫でなんとでもなるようです。
例えば「前の晩のおかずを残しておくだけでもいいし、忙しいときは作りおきして冷凍庫へ入てけばいい」。
それから中高生には、「自分の身は自分で守ろう」と話しているそうです。親が作ってくれないから食べないと損するのは、誰ですか?親じゃない。あなたたちだよ。だから自分で自分の身を守ることを考えよう。余裕があれば自分で作ればいいし、晩ごはんのおかずを一品多く作ってもらうとか、自分の分を冷蔵庫にしまっておいて、朝、温め直すぐらいはできるはず。親のせいにして、人生をダメにするのは自分だってことを、ちゃんと認識しようとアドバイスされています。
それもそのはず、川島先生ご自身も中学2年生の時、朝ごはんを作っていたそうなんです。お母さまが非常に体が弱く、1年ぐらい布団から出られない時期があったそうで。代わりに先生が主婦の代わりをしていたそうです。「勉強はあまりしませんでしたが、部活をしながらやっていましたね。」とお話されていました。
家族そろって朝ごはん
受験生の保護者の方にご提案をということで、朝ごはんの主食は米、できれば玄米を。なおかつおかずをたくさん食べることが、子どもの脳にとって大切だと言っておられます。
確かに、脳の栄養素はブドウ糖ということはわかっていることでそれにうまく栄養を与える方法として粒として食べるご飯はもっとも良いという研究者の方は非常に多いです。
このお米のブドウ糖を上手に脳が使うために必要なのは、ビタミンB1とリジンという必須アミノ酸のふたつ。これはずっと昔からわかっていました。リジンを摂るには、豆がとてもよい。ですからご飯と納豆は非常にいい組み合わせです。また、ビタミンB1が豊富で子どもたちが喜んで食べる食品に、豚肉があります。
先生が受験生に、「脳にいい食事」として提唱しているのは、野菜たっぷりの豚汁と納豆ご飯。成長期ですからタンパク質と脂質も必要なので、卵やハム・ソーセージ類もいいと思います。味噌汁に豆腐でもいい。大豆や豚肉の加工食品を上手く取り入れて、食べ応えもある。そんな朝ごはんがベリーベストです。
最近は子どもたちの方が、危機感をもって先生の話を聞くようです。
先ほども書いたように、親が忙しくて作ってくれないから食べないではいけないと話すと、「なんとかしなきゃ」と思うようで。だったら、自分で作ることもしなさいということです。それに、料理することは脳にいいそうです。
もうひとつ大切なのは、朝ごはんを家族揃って食べること。それが子どもたちの意欲を伸ばすことが、仙台市のプロジェクトを通じてわかったようです。
家族とのコミュニケーションが担保されていることは、子どもにとってプラスで、少ないことはマイナスでしかありません。
家族が揃える時間帯は、多くの場合朝しかありません。昼は学校や仕事お母さんは家にいるなどみんなバラバラですし、夜もお父さんの帰りが遅かったり部活や習い事などで時間があわないです。
だからこそ朝ごはんをどう食べるかが大事だということです。
朝がっちり食べようと思ったら、早く起きた方が食欲がでます。早く起きるには、早寝しなければ。すると、早寝→早起き→朝ごはん。全部つながるということです。受験生には、睡眠も大事ですからね。
受験生は塾に行っている人が多いですが、塾に行って努力して、その努力を自分に残したいなら、少なくとも8時間寝ないとダメです。ちゃんと睡眠をとって生活していないと、どんなに塾で頑張っても、払ったお金が無駄になってしまうようなことにもなりかねないとおっしゃっています。
受験生ではないですが、いま小学生の睡眠時間は地域によって違っていて、大都会ほど短いようです。地方の小学生は、平均8時間以上は寝ているそうです。しっかり寝て、しっかり家族でご飯を食べて。大切なのはそれだけなんです。
先生のいっているのは、すべて「当たり前」のことです。新しいことでもなんでもない。今の時代は、当たり前のことを当たり前にすることが難しくなっている。先生たちが科学で証明しているのは、昔の人たちがずっとやり続けてきたことは、科学的に見てもいいことだったんだと、検証しているだけなのです。
受験生の親にできることは、子どもと一緒に朝ごはんをちゃんと食べること。やる気スイッチは朝ごはん。そこで第一段階クリア。ただし、それだけでは報われません。あとは子どもの努力しだいです。と締めくくっています。
私は、職業柄いろいろな先生からお米に関するお話を聞く機会があります。講演にこられるだけあってみなさんその分野での第一人者ばかりですが、みなさんが共通しておっしゃることに「規則正しい生活をすること」があります。もちろん食生活を含めてです。やっぱり健康でいるための一番の秘訣は昔ながらの規則正しい生活なんですね。
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