コシヒカリは、日本全国に知られるお米の品種として有名ですね。
あまりお米に興味のない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
京都府内でもコシヒカリは多くの地域で作られています。
京都府はけっこう縦長ですから北部や中部そして南部によってコシヒカリの味にも微妙な違いがあります。
今回は京都府の北部に位置する綾部市のコシヒカリの新米情報をお伝えいたします。
目次
京都府綾部市の新米コシヒカリの品質
先日入荷した綾部産コシヒカリ(農薬や化学肥料の使用を少なくした特別栽培米)の品質、そして食味や食感はどうだったでしょうか?
この地域のお米は、私が所属するお米の研究グループが契約して栽培していただいているお米です。
昨年までは農産物検査で上位から2番目になる評価の2等米が多いなど高温障害の影響を受けていました。
今年の新米第一回目のコシヒカリは全量評価が1番の1等米でした。
ということで、昨年よりは品質の良いお米と言えます。
と言っても喜んでばかりはいられません。
ちょっと検査が甘いのです。
これは玄米で入荷したコシヒカリを精米したものです。
ご覧のように白い粒が散見されます。
透明度のある白い粒もあるもののこれだけ混ざっていると1等米としてはダメなのではと私は思います。
等級によって価格が変わりますから生産者側と仕入れ側によって見かたもかわりますができれば厳格にしてほしいところです。
ただ、この農産物検査は主に外観、ようするに見た目ですから味については食べてみないとわからないです。
見た目が良くても食味はそうでもないこともあれば逆もしかりです。
食味
食味は良かったです。私自身毎年このお米はどちらかというとあっさり目に感じています。
適度な甘みがあり昨年より美味しかったですね。
もっともまだ1回目なので他の地区や生産者によっては多少違ってくるかもしれません。
食感
味もさることながら、食感を重視されているお米ファンも多いかと存じます。
弾力のある粘りというよりは軟らかい感じの食感ですね。
弾力は丹後産コシヒカリの方があったように感じました。
京都府綾部産コシヒカリの販売店
京都府綾部産コシヒカリは地元ではもちろん販売されています。
それに京都市などでもお米屋さんで販売されているお店があります。
私の店では先ほども紹介した、特別栽培米(農薬や化学肥料の使用を減らした栽培方法)で作られたコシヒカリを販売しています。
所属しているお米の研究グループは30年以上前から活動しています。
いろいろなお米を取り扱ってきましたが、発足当時から「丹波ひかり」というブランド名のお米を販売しています。
そして、現在「丹波ひかり」の中身は特別栽培米の綾部産コシヒカリです。
今年は産地の情報では全体的に出来は良いということで、これから入荷する新米も楽しみです。
特別栽培米綾部産コシヒカリの入った丹波ひかりにご興味がある方はネット販売もしていますのでどうぞ!