私の店では玄米を仕入れて精米しています。
ですから、玄米を購入される方も多いです。
では、美味しく玄米を食べるにはどうしたらいいのでしょうか。
目次
白米と玄米を一緒に炊くには圧力鍋それとも炊飯器
健康のために玄米食に変えようかなと
思ってみたものの
いきなり玄米100％は
ちょっとハードルが高いなと
感じているあなた
そんな考えあなただけじゃありませんよ。
米屋の私の店では
よく玄米食のことについて質問されます。
そんなお客様が不安に感じていることは
玄米だけだとぱさぱさして食べにくいのでは
美味しくなかったら残った玄米どうすればいいのか
食べる前からそんな心配をされています。
その会話の中で
お客様本人の解決策として
「なれるまで、白米と玄米を混ぜて炊いたらどうでしょうか」
と聞かれました。
その時の答えは、
「結論から申し上げるなら
白米と玄米がともに理想の炊き上がりになることは
ありません。」でした。
「これは、圧力鍋や炊飯器、土鍋など
どれで炊いても同じだと思ってください。」
とも言いました。
なぜなら、
白米を美味しく召し上がるように
炊飯した場合は
玄米が硬く炊き上がります。
当然、ぱさぱさ感もあると考えられます。
反対に
玄米を美味しいく召し上がるように
炊飯した場合は
白米がべちゃべちゃになります。
白米だけで炊く、
玄米だけで炊く
の方が
各々美味しく炊けることは間違いないでしょう。
ただ、このお客様は
白米と玄米を一緒に炊いて食べる
ことを前提としているので
なんとか
両方が美味しく
炊き上がるような方法がないか
考えました。
白米と玄米を一緒に炊く！この方法で試してみました！
まず、はじめに
白米と玄米を何割ずつ混ぜるかを
決めることからです。
白米の割合が多いほうが
食べやすいことには違いないと
思いますが
最終的には玄米食にしたいと
考えられているので
白米6玄米4
もしくは、白米5玄米5くらいから
はじめるのがいいのではと提案しました。
結果
5と5で炊くことになりました。
次に
白米と玄米の洗米方法です。
白米はすすぐ程度に
かるく洗米でOK
玄米はもみ殻やごみ等が付着していることも
あるので洗米中に気を付けましょう。
玄米は表皮が硬いので少しごしごしと
洗米したほうが水の浸透がしやすいでしょう。
次に水に漬けておく時間です。
最近の炊飯器には玄米モードなどもあり
美味しく炊ける工夫がされていますが
白米と混ぜてとなるとそれでは
いけません。
普通の炊き方にするしかないでしょう。
そうすると、玄米は先ほど述べたように
表皮が硬いので吸水に時間がかかります。
10時間くらいは水に漬けておいた方がいいです。
ですから、
先に玄米を洗米し水につけておき
炊飯スイッチを入れる
2時間に白米を洗米し
水に漬けるようにする
そして、
白米と玄米を同じ釜に入れ
水加減をします。
これが難しい
白米が普通の水加減とすれば
玄米は白米より少し多めの水加減にします。
でも一緒に炊くとなると
どちらに合わせた方が良いか。
悩んだすえ
白米の普通の水加減より
ちょっとだけ多めにすることに
通常、玄米は白米より
少し長い炊飯時間になりますが
玄米モードではなく
普通に炊くので少し硬めに
炊き上がります。
白米はちょっと多めの水加減で
やや軟らかめに炊き上がるので
中を取った形になります。
このように説明させていただいたお客様は
「一度試してみます」と
玄米を購入されました。
白米と玄米を一緒に炊いて美味しく食べられました！
後日、そのお客様が
来店され
白米と玄米を一緒に炊いた結果
「玄米がぷちぷちした食感だったけど
美味しく食べられました。」とのことでした。
うまく炊けて良かったと
私もほっとしました。
ここ数年健康志向で
玄米食をはじめ麦、雑穀など
試されるお客様がとても増えています。
玄米も発芽玄米という
芽をだした玄米もあり
これなら白米のように普通に炊けるので
簡単に白米と混ぜと炊けますよ。
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