米の産地

新潟県のお米が美味しいランキング上位にされる理由

投稿日:2018年10月12日 更新日:

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美味しいお米と言えば新潟コシヒカリと思う方は多いでしょう。

魚沼コシヒカリという方もいらっしゃるでしょうが魚沼も新潟県ですよね。

それだけ新潟県のお米は美味しいという印象が強いのです。

では、新潟県のお米が美味しいランキング上位にされる理由はなぜなんでしょうか?

新潟のお米が美味しかった

あるお客様から、新潟県のお米をもらって
食べたお米がとても美味しかったので
それと同じ新潟のお米がないかと尋ねられました。

新潟県は、言わずと知れた。
コシヒカリの有名な地域で、
お米が一番作られているでも産地でもあります。

おいしいお米がとれる産地であることも間違いないです。
ただ、今回お客様がおっしゃっていたお米は、
新潟県のどの地域なのかわからず
品種もはっきりわからないということでした。

米袋も処分しているので
さすがに探しようがありませんでした。

たぶんコシヒカリと思うのですが
最近では新之助という品種も美味しいと評判ですし
こしいぶきという品種も美味しいです。

今度、いただいた人に聞いておいてください。
としか答えようがありませんでした。

 

新潟でも産地がいろいろあります

新潟県のお米といっても、
ものすごく広い範囲になります。

日本海沿いの田んぼもあれば
山間の田んぼもあり
その両方がある地域もあります。

まぁ、日本にはそんなところ
たくさんあります。

米の食味ランキングを発表する
日本穀物検定協会という組織では
新潟県は
上越、(じょうえつ)中越、(ちゅうえつ)下越、(かえつ)

魚沼、(うおぬま)岩船、(いわふね)佐渡(さど)
の6つに区分されています。

これは、全国で1番多く分けられています。

ちなみに、
29年産のランキングは
最高ランク特Aは上越、下越、佐渡の
3か所でした。

ずっと特Aだった魚沼がAに格下げになりました。

 

米どころとして有名な新潟県ですが
それもそのはず
全国で1番お米が多く作られています。

そのうちコシヒカリが7割作られています。

北海道が1番と思っていた人
いるんじゃないですか。

新潟県なのです。

 

新潟コシヒカリというブランド

長年、美味しいお米としての
ブランドを確立してきた
新潟県コシヒカリではありますが、

最近では、各産地が良食味の
新しい品種を次々開発しているので
ブランド力も少し落ちてきたようにも感じます。
新潟県も先に書いたように
新之助という品種を開発
コシヒカリとは一味違う食感食味の
高級米として売り出しています。

お米というのはコシヒカリに限らず、
天候に左右されることが多い。

そして、同じ県でも山間部や平野部
昼夜の温度差があるところないところ
お日様がよくあたるところあたらないところ
水の良いところ悪いところ

そんなことで、食味や食感に差が出ます。

新潟コシヒカリ、魚沼コシヒカリは
依然ブランド力があるのも確かです。

新潟県のお米がこれほど全国的に有名になったのは
なぜなのでしょうか?

 

1979年以降コシヒカリは
作られる数量がずっと1位である。

そして、新潟県はコシヒカリの
作付けが1番多い産地である。

そして時代が
食べられれば良いから
美味しいお米を食べたい
と変化してきました。

 

そんな時代の変化に
ピッタリはまったお米が
コシヒカリだったのです。

 

有名になったことで偽物が

しかし、それは良いことばかりではありませんでした。

有名になればなるほど
偽物が増えたのです。

というのも
悪質な業者がどんな米でも
コシヒカリとして売っていたのです。

現在ほど表示が厳格ではなかったので
偽ブランド米はとても多かったです。

美味しい偽物から
とんでもないほど悪いお米の偽物まで
様々な偽新潟コシヒカリが横行していました。

その結果
特に魚沼コシヒカリなどは
作られている数量以上に

魚沼コシヒカリとして販売されていた
というような笑い話にもならないことがありました。

 

そして、あまりにもひどい状況になったので
お米の表示が厳格化されていき
抜き打ちのDNA検査で品種を特定し
偽物を販売している店には
きつい罰則が科されるようになりました。

その当時
表示が厳しくなった影響で
新潟コシヒカリや魚沼コシヒカリ
の価格がめちゃくちゃ上がったのを
よく覚えたいます。

偽物販売していた店が
本物買うようになったからです。

まったく嘆かわしいことです。

 

コシヒカリBLというお米

そんなこともあり
今の新潟コシヒカリは
ほとんどコシヒカリBLとなっています。

BLとはBlast Resistance Lines(ブラスト レジスタンス ラインズ)
の略で、いもち病抵抗性に対して
異なる抵抗性を持つことを意味する。

ようするにお米の病気でコシヒカリが
かかりやすい「いもち病」というものに
なり難いということです。

遺伝子組み換え手法は使っていないので
ご安心ください。

そして、もうひとつ大きな意味がありました。
DNA判別で他県産の識別が可能になったことです。

 

今まで、他府県のコシヒカリを
新潟コシヒカリ、魚沼コシヒカリとして
販売していても

DNA判別ではコシヒカリなので
産地までの特定は難しかったのですが

BLになりその違いがはっきりわかるようになり
偽物を判別しやすくなりました。

 

私からすれば
わざわざ偽物の新潟コシヒカリとして売らなくても
「新潟のコシヒカリより美味しい
○○産のコシヒカリですよ」と
説明して販売した方がいいのにと思います。

 

でも、いまだに年間何件かの
表示違反で摘発されている業者がいることは
業界紙などで記事になっています。

いたちごっこですね。

 

このコシヒカリBLを新潟オリジナルコシヒカリ
として消費者にアピールしているのですが
実際はコシヒカリではないですよね(笑)

でも、表示ではコシヒカリとしてOKなんですよ。

 

 

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