お米の品種は数多くあります。
そんななかで「花キラリ」という品種があります。
2019年産までは米屋専売の品種として販売されていましたが、この花キラリを統括していた卸会社さんが撤退したことにより2020年産からは販売店も減ったようです。
当店でも今のところ2020年産米は仕入れる予定はございません。
目次
花キラリっていうお米知っていますか?
Q
花キラリというお米を販売していますか?
A
販売しています。現在は富山県の花キラリなら常時販売しています。契約数が少ないので売り切れの場合はご容赦ください。
ところで、この花キラリというお米を知っていますか?
知名度は低いかも知れませんがお米屋さん専売のお米なんですよ。
昭和63年にコシヒカリより早生(わせ)の品種で病気や倒伏に強く、食味も良いお米なんですよ。
平成12年に花キラリという名前で品種登録を受けたんです。
先にも書きましたが、全国の特約米穀店つまり特別に契約したお米屋さんだけに販売することが許されたお米です
私の店では、富山県産の花キラリを販売しているのですが山形県産や宮城県産も栽培されています。
花キラリの特徴は
しっかり、もちもち、つやつや、あっさりが持ち味です。
日本晴という昔ながらの品種の血を受け継いでいるのでコシヒカリなどとは少し違った食感を楽しめます。あっさりしているので和食にあうと言われ特にたまごかけご飯などには最高のお米とされています。私が思うに、洋食でも中華でもほとんどの料理にも合うと思います。
ごはんの光沢がきらりと輝きを放ち、食事に花をそえる。そうした願いを込めて花キラリと名付けられました。
コシヒカリ系のお米が苦手な方におすすめです。
花キラリのおいしさの理由
種子(お米の種)は毎年更新して品種特性の維持を図っています。産地や生産者によっては毎年種子を更新せずに収穫されたお米から種子にするお米を取っているところもあります。そうすると品種本来の特性がぼけてしまうこともあり毎年更新する方が良いのです。
この花キラリは全量契約栽培を行っていますから先ほど書いたように種子からお米になるまでのトレーサビリティーも万全です。契約した農家さんだけに作っていただいていますから安心です。
そして、販売するのはお米の専門知識を持ったお米屋さんだけで販売されていますので精米なども万全ですね。ちなみに、30年産富山県の花キラリを試食しましたが美味しかったですし、このお米の特性しっかり・もちもち・つやつや・あっさりもしっかり出ていました。
タンパク質含量が安定して低く、適度なやわらかさを持っている食感です。タンパク質の含有量が少ないほど食味が良いと言われていますのでこの花キラリにかぎらず各産地の各品種も注意しているところです。
玄米の光沢、ごはんの光沢に優れ、見た目の良さが食欲をそそります。と花キラリのリーフレットに書かれていますが30年産の富山県の花キラリは精米したお米は少し黒っぽかったので心配しましたが炊き上がりのお米は白くぴかっと光っていました。
花キラリはこんな人もおすすめしています。
炊きたてはきらりと光るツヤとやわらかめであっさりの味。冷めるとしっかり・モチモチの食感が特徴の花キラリ。のどごしが良く、素材を生かした料理の味を引き立てるお米です。元気な農家さんと元気なお米屋さんが一緒に育てている花キラリをご賞味ください。
「赤坂離宮」総料理長 譚 彦彬(たん ひこあき)氏のコメントです。
テレビなどでたまに拝見します。有名な方ですね。恥ずかしながら私はそのお店に行ったことがありません。(笑)
有名な料理長さんがほめているからではないですが、ちょっと違った感じの食感やあっさり味のお米が食べてみたいなと感じられた方は一度ご賞味ください。
世界遺産の地で作られている花キラリ
先ほどから紹介している富山県の花キラリですが、富山県の五箇山という地域で栽培されているお米なんです。五箇山とお聞きになっておわかりいただけた方もいらっしゃるかも知れませんが、そうあの世界遺産になっている合掌造りでも有名な五箇山地区のお米なんです。秘境とも呼ばれる場所だけにお米作りには難しいこともある地域ですがしっかり美味しいお米を作ってくれています。世界遺産の土地で作られたお米ってなんとなく魅力ありませんか。
世界遺産五箇山産の花キラリは、私が運営している下記のネットショップ京のすしこめでも販売していましたが、令和2年産以降は販売していません。
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