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美味しいお米の定義
美味しいお米の定義ってあるのですか?
お客様から質問がありました。
美味しいお米の定義はありません。
お米の成分や美味しいさの値が数字ででてくる食味計やお米をご飯にしてから食味、食感を数値化する機械などで物理的に調べる方法がありますが絶対ではありません。
お米の美味しさを測る
お米の食味試験には、人間が実際そのお米を炊いて試食する官能検査があります。しかし分析値に客観性をもたせようと訓練された人たちが食味検査をしても、人それぞれ好みなどもあるためどうしても個人差がでることになります。
そういう点からも、客観的に判定できる機械が開発されてきました。
お米の成分や美味しいとされる度合いを数値化する機械は日進月歩良くなっています。
普通お米のタンパク質含有率が低いものや、アミロースと呼ばれる成分が低いものが良食味とされています。
しかし、これはあくまでも目安程度と思っていただいて結構です。
というのもタンパク質の1番低いお米が1番美味しいとは限りません。
アミロースが1番低いお米が1番美味しいとも限りません。
ですが、目安としてとらえれば美味しいお米選びのひとつの要素としては有効だと思います。
でも、美味しいお米の定義とまでは言えませんよね。
お米の美味しさを決める12の要因
ずっと以前になりますが、お米の美味しさを決める要因として12の項目があげられていたことがありましたので重要性を最大、大、中で表し、食味を左右する性質を紹介します。
1、 品種 最大
これが、要因のなかでも1番重要なものです。品種の遺伝的な形質。
2、産地 大
土壌、気象、技術など産地ごとに違いがあります。
3、気候 大
その年毎の日照や気象、稲が実る時期の温度などが影響します。
4、栽培方法 大
栽培の時期、施肥の技術など栽培方法のうまい下手も影響します。
5、農薬 中
農薬臭、農薬をまく量や時期など
6、収穫法 中
収穫時期や機械化によるもみの損傷
7、乾燥 大
強制火力乾燥中の穂発芽、変質、乾燥方法
8、貯蔵 大
収穫したお米を貯蔵しておく際の温度、期間、水分含有量の変化
9、搗精 大
搗精の程度、温度、搗精後の時間変化
10、とぎ洗い浸水 中
米の吸収水量、火加減、火力源の違い
11、炊飯器 中
釜の圧力、大きさ 最近では高性能なものが増えてきています。
12、蒸らし 中
蒸らし方、蒸らし時間で違いがでます。
以上お米ギャラリーより抜粋
美味しいお米の定義は自分で
結局上記を含め美味しいお米の定義は一般的に言われていることであって、すべての人に当てはまるものではありません。
品種から炊飯まで美味しいお米、ご飯の定義はご自分のお好みで見つけていただければ幸いです。
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