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お米のとぎ汁?
お米のとぎ汁って環境に良くないといわれていますが、何か有効に使えませんか?
いろいろな活用法がありますよ。
だって、大昔からお米のとぎ汁はありましたからね。
その分、ノウハウがたっぷりあるのは不思議ではありません。
ところで、お米のとぎ汁って何なのか知っていますか?
ご存知の方も多いでしょうね。
ご飯を炊く前に、お米を洗います。
その洗うことを研ぐ(とぐ)と言います。
どちらかというと、研ぐと聞くとごしごし磨くように感じる方もいらっしゃるでしょうが
最近では、すすぎ洗い的な感覚と考えていただければけっこうです。
その、炊飯前のお米を研いだときの水がとぎ汁と言われるものです。
お米を研ぐ回数は数回ほどですが、毎回とぎ汁を捨てます。
ただ捨てるだけよりも何か有効な活用法がないかと一度は考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とぎ汁が川を汚す?
お米のとぎ汁を含む生活廃水が川を汚している。環境に良くない。
無洗米が開発された理由のひとつにあげられています。
実際お米のとぎ汁が環境に良くないから無洗米が開発されたのか
無洗米が販売されるようになってとぎ汁が環境に良くないといわれはじめたのか
どちらが先だったか定かではありません。
とぎ汁自体は、大昔からありました。
それに、昔のお米は今のような性能のいい精米機が使われていなかったのでぬかが多くついていました。
さらに、もっと前などは精米といっても今のような白米ではなく分搗きみたいなものです。
さらに、お米を食べられていた量も今とは比べ物にならないくらい多かったということは
とぎ汁の量は今以上になり、必然的に汚れとされるものは今より多かったと考えられます。
ですから、私個人としては現代になってお米のとぎ汁が環境に良くないといわれてもピンとこないですね。
生活廃水で汚れるというのであれば、とぎ汁よりは食用油、牛乳などの方がより環境によくないのではと思います。
ま、しかしお米のとぎ汁も生活廃水のひとつであることは確かで、毎日食べるということもあるのでできるだけ環境に悪い影響のないように処理するように心がけたいですね。
そういうことからも、昔からあるとぎ汁を有効に使う活用法を覚えておきたいものです。
とぎ汁を使う
昔からもあるとぎ汁を有効活用する知恵としてどんなものがあるのでしょうか?
どうせそのまま捨てても生活廃水のひとつにしかならないのなら上手に使いお得な気持ちになる方がいいですよね。
まず、これはされている方も多いかもしれませんね
あく抜きの際に、ぬかの代わりに使う。
代表的なもので、たけのこやごぼうを茹でるときなどです。
同じく茹でるときに使うのですが
白く茹で上げる際に使う。
これは、大根など根菜類の下茹でなどです。
魚の干物(ひもの)の戻しやえぐみとりにも使えます。
食べるものだけではなく、他のことにも使えますよ。
とぎ汁って栄養素も多少含まれています。ですからその溶け込んでいる成分を肥料代わりに植木などに与えることもできます。
昔から、拭き掃除で床やお風呂、洗面台など使われています。
とぎ汁に含まれるお米の油分がワックス代わりになってきれいになります。
土鍋など陶器をはじめて使う時にお米のとぎ汁を利用するとコーティング効果があって長持ちするといわれています。
食器洗いにも使えます。少しくらいの油汚れの食器ならきれいになりますよ。
それに、洗剤の廃水よりも廃水の汚れはましなので環境に良いですよね。
洗顔や洗髪にも使うかたもいらっしゃいます。
これも昔から言われていますし、実際されている方もいらっしゃいます。
ただ、お肌にあう、あわないがあるのでそのあたりはお気を付けください。
それと、使用するなら1回目のとぎ汁は、ほこりなどを含んでいる率が高いので2回目以降のとぎ汁の方がいいと思いますよ。
まだまだ、あると思うのですが今思いつくものを紹介しました。
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