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糖質制限ダイエット
ご飯を食べない糖質制限ダイエットって体に良いの?
近年糖質制限ダイエットをされる方が増えています。
お客様のなかには、「ご飯を食べないで痩せるのって健康によくないのでは?」という質問をされる方がいらっしゃいます。
私は米屋なのでどうしても反対側の立場になります。
ですが、糖質制限ダイエットを推奨されている専門家のお話を聞いたり書籍などを読んだりすると、たしかに一理あるなという気にもなります。
ただ、米業界ではそれ以上に糖質制限ダイエットの弊害について研究されている専門家の方々の意見を見聞きすることが多いためそちらの方をよく知っていますし理解しています。
今回は、糖質ダイエットによる脳への影響についてご紹介します。
ダイエットと脳
お米を炊いた「ご飯」は炭水化物です。食べるとブドウ糖を作くります。
炭水化物に含まれる糖分が太る原因になるといわれているので糖質ダイエットでは、お米を含む炭水化物を食べるのを止めましょうとされています。
しかし、この食べた炭水化物の7割が筋肉、2割が脳で消費されます。
残りの1割は臓器などです。
そして、脳のエネルギー源は糖質だけなんです。
他の臓器はほとんど糖質を使いません。
心臓が使うエネルギーの約70%は脂肪です。これは、糖質を脳と筋肉のためにとっておきたいからなんですよ。
人間の脳は1日400キロカロリーくらい使われているといいます。
そのエネルギーの全部が糖質(ブドウ糖)です。
ようするに、脳には1日400キロカロリーのブドウ糖が必要だということです。
しかし、糖質制限ダイエットなどで朝からごはんをまったく食べないとどうなるのか?
脳の働きが悪いから、朝いつまでも眠かったりからだがだるく感じるのです。
ようするに、脳の栄養が不足しているからなんですよ。
これ、なぜだかわかりますか。
脳の栄養である糖質を摂っていないので、体は自己防衛反応を起こしできるだけエネルギーを使わないようにしているのですよ。
だってそうしないと脳のエネルギー不足を補えないでしょ。
糖質ダイエットは脳が働かない
朝ごはんだけでなく毎日糖質をとらないようなダイエットをするとどうなるのか?
脳の唯一のエネルギーは糖質です。
糖質を摂らないと脳はエネルギー不足になることはおわかりいただけたと思います。
では、脳のエネルギーが不足するとどうなるのでしょうか?
生きるためにひたすら眠るようになるのです。
寝ているときが一番エネルギーを消費しないからなんです。
ですから、こんな状態の脳では仕事や勉強どころではなくなるのです。
糖質制限ダイエットを経験された方ならおわかりになるかも知れませんね
お米などの糖質は1gで4キロカロリーしかないと言われています。
脂肪は1gで9キロカロリーもあるのです。
カロリーから考えても決して太る食べ物ではないのです。
もちろん食べ過ぎは何を食べても太りますよ。(笑)
運動不足もね。
脳のエネルギー不足が肥満を招く
現在の日本人が太ってきた理由は、脳の満腹感を与えるお米の消費が激減して、代わりに脂肪の多い食事をするようになってきたからだといわれています。
胃から分泌される「グレリン」と言われるホルモンが食欲を掻き立てるホルモンと言われています。
脂肪をいくらたくさん食べても、この食欲増進ホルモンを抑えることはできないのです。
ようするに満腹感がないのです。
一方糖質はこのホルモンをしっかりと抑えてくれます。
ですから、同じカロリーの食事をしたとすると糖質をしっかりと食べた方が、満腹感が持続して食べ過ぎることがなく体重調整がうまくいくということになります。
つまり、食欲の満腹感は脳のエネルギーのレベルによって調節されているということです。
だから糖質を制限したり摂らないと脳のエネルギーが不足し、飢餓状態だと脳が錯覚するのです。
そうなると、エネルギーを使わないようにするので糖質制限ダイエットをしている人はすぐに居眠りしやすいのです。
それに、筋肉がエネルギーを浪費しないようになると体温が下がります。
これは、低体温や冷え性の女性が増える原因となってきました。
このように糖質制限ダイエットは脳によくないのです。
朝のご飯食は脳にエネルギーを与え1日を元気にスタートさせる源なんです。
2012vol.3米すたいる森谷敏夫氏の寄稿より一部引用
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