「生まれてくる赤ちゃんが糖尿病になるかもしれませんよ。いいんですか?」
こんなことをお医者さんに言われたらあなたはどう思いますか?
これから生まれてくる赤ちゃんが糖尿病って、
にわかには信じられませんよね。
でも近年この危機感は医療機関でささやかれているのです。
では、いったいなぜそんなことになるのでしょうか?
目次
おかあさんが太るのを嫌がる
もともと若い女性に限らず太るというのが嫌だという方は多いですね。
特に日本人は肥満に敏感だとか。
痩せているのに、まだ痩せたいと考える人もいるようです。
そんな影響もあるのか
以前このブログでも紹介したことがありますが
現在の栄養摂取量は、あの第二次世界大戦後の栄養摂取量よりも少ないんですよ!
国民みんながひもじい思いをしたあの頃よりもです。
しかも20代の女性の2割ほどが痩せ方となっていて
栄養不足や最近増えているサルコペニアが問題になっています。
サルコペニアは本来は加齢による骨格筋量の低下で身体機能障害がおこります。
しかし、近年は過度なダイエットなどで若い方、特に女性でなるかたも増えています。
そんな太るのを嫌がる女性に赤ちゃんができると
なるべく体重が増えないように、産んでからも体型がすぐ戻るようにと
あまり食事をとらずにいるケースが多いようなんです。
低出生体重児の増加
近年日本の赤ちゃんの10人に1人ほど(実際には0.94%)が
2500グラム未満で生まれています。
このような低出生体重児は肥満・糖尿病・脂質異常症などの
生活習慣病のリスクが上高くなるといわれています。
発育が不十分になる原因の一つに妊婦さんの不健康な食生活があります。
もともと妊娠前から痩せていたいという思いで栄養不足な女性も多く
そんな女性が妊娠しても適正な栄養をとらないんですね。
すると、赤ちゃんが母体から十分な栄養を受けられないことになります。
そうなると飢餓状態の胎内環境で遺伝子スイッチが入り
栄養を吸収しやすい体質になるということなんですね。
それが、先に述べた肥満や糖尿病などという生活習慣病に
将来なる可能性が高くなるということです。
それに、小さく生まれたその赤ちゃんが成人して妊娠したら
「排卵障害」「妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群」「早産」
などのリスクが高まるということも懸念されています。
産婦人科医がちいさな赤ちゃんが増えたと感じだしたのが
2004年くらいだったそうです。
それを裏付けるように厚生労働省の人口動態統計によると
低出生体重児の割合は1990年代が6%台だったにの
2004年以降は9%台半ばになりそれ以降横ばいです。
妊婦の前から栄養不足
高齢出産の増加やその他にもいろいろ要因はありますが
その中で先ほどからも書いたように女性の栄養摂取です。
ま、簡単に言えば故意に痩せすぎといったところでしょうか。
産婦人科の先生が妊婦さんに朝食をたべたか尋ねると
ほとんどがちゃんと食べましたというそうです。
ただ、その中身を聞くとちょっと驚きます。
ドーナツやお菓子、まドーナツはまだなんとかわからずもないですが
お菓子って食事ですか?しかも妊婦さんですよ。
でも妊婦さんに限らず若い女性で朝食を食べない割合が多いんです。
2017年の国民健康・栄養調査によると
何も食べない、お菓子や果物だけ、栄養ドリンク、錠剤という女性が
全体の25%ほどもいるんです。
これだととてもじゃないが必要なエネルギーを摂取できていません。
それにこういう食生活だと体重は標準でも筋肉が非常に少ない(先ほどのサルコペニア)
など基本的な体作りのできていない人が増えているのもうなずけますね。
どうすればいいのか?
じゃぁ、妊娠してから一生懸命必要な栄養を摂るようにすればいいのか?
もちろんそれも大事ですね。
でも妊娠してからでは遅いようです。
もっともこれは痩せの女性の場合ですよ。
痩せた妊婦さんががんばって食べて体重を増やしても
意外と赤ちゃんは小さめになるようなんですね。
ですから、妊娠した後ではなく
結婚や赤ちゃんがほしいと思ったら
何年も前から正しい食生活を心掛けなければいけません。
最近では、妊婦さんはもちろんそうでない女性にも
栄養講座が病院や栄養士さんなどによって
開催されるのも増えています。
こういう栄養指導を受けてご自身のそして
未来の赤ちゃんのために正しい食生活をしていただきたいですね。
食生活は健康の源ですからね。
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