お米の美容・ダイエット効果 お米の雑学

ご飯は太る、太らない日本人の肥満の原因は

投稿日:2018年11月16日 更新日:

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今回は、日本米穀小売商業組合連合会(全国の米屋の組合)が
2015年8月に発行した「Guts!スポーツ&ワーク ごはん塾ハンドブック」
という冊子からデーターに基づくことをご紹介します。

ごはんは太るの勘違い

このお話は森谷敏夫教授(京都大学名誉教授)の研究データーなどが参考にされています。

なぜ日本人の肥満が増えたのか?

戦後、日本人の食生活がお米中心のいわゆる和食から、肉や油を摂る「高脂質食」へと変わってきたのが日本人の肥満が増えてきたことに大きな影響があると言われています。

 

そう、食生活を含む生活習慣によっての影響が肥満の元なんですね。

 

近年お米を食べる量が減っているといいますが日本人のお米を食べる量1人当たりの米の年間消費量は昭和37年の118.3kgをピークに下がり続け平成25年には、56.9kgと半分以下になっています。
現在もまだ、減っています。

 

50年以上前からお米を食べる量は減り続けているんです。

 

ね、

これから見てもわかるように米の食べる量が減っているのに太っている人が増えているんですよ。

 

これだけ見てもお米が肥満の原因だとは私は、思えないのですがあたなは、どう思いますか。

 

では、お米を含めた炭水化物(糖質)を食べないとどうなるのかというと太りやすくなるそうです。

 

なぜかというと

 

お米など炭水化物抜きだと満腹感が得られないのでついつい食べ過ぎてしまうということです。

 

だって脳は糖質をエネルギーにしているから炭水化物(糖質)を食べないとうまく働かないんです。

 

だから、満腹感がわからないんです。

 

それに、高脂質食は脂肪に合成されやすいので太りやすい食事なのだそうですよ。

 

それじゃ、なぜごはんは太るという認識が広まっているのでしょうか。

 

 

ごはんを抜くと体重はへりますけど…………

体重を落とすのには、手っ取り早いからです。
ごはんを食べないと体重はすぐ減りますもんね。

 

でも、これがかえっていけないそうですよ。

 

ごはんを抜いて体重が減っているのは脂肪が減っているんじゃないそうです。

 

減っているのは、筋肉や肝臓に貯蔵されている糖質燃料のグリコーゲンとそれに結合している水らしいのです。

 

このグリコーゲンってなんですか?

人間の体は、通常摂取した糖質の70%が筋肉で消費され、20%が脳で消費されます。
残り10%は心臓や腎臓などの臓器です。

 

ですから、人間にとって糖質は必要なんです。

 

その糖質が不足すれば人間は生命に危険が及ぶわけですよ。

 

その糖質不足を補うため非常食として先ほど述べた筋肉や肝臓のグリコーゲンに糖質を保管しているのです。

 

だから、糖質の摂取が少なければ非常食のグリコーゲンに保管された糖質が分解され消費されます。

 

糖質は水と結合して保管されているので糖質の3~4倍にあたる水分も同時に脱水するため、体重が減るのです。

 

つまり、ごはんを抜くダイエットでは一時的に体重を減らすことはできても脂肪を減らすことはできないのです。

 

ま、無駄な努力ということですね。

 

調査研究でも実証されています

その証明のひとつとしてこんな研究結果があります。

 

アメリカで行われた炭水化物摂取量と肥満症の関係を明らかにする大規模な調査研究では、適度な炭水化物の摂取が体重過多や肥満症の改善に関係していることが示されています。

 

18歳以上の4451名を対象にした健康調査において、その結果低炭水化物摂取(47%以下のエネルギー摂取)が過体重、肥満症の発症に有意に関与していることが
明らかとなりました。

 

逆に最も肥満のリスクが低かったのは47%~64%のエネルギーを炭水化物で摂取した場合でした。

 

この実験では炭水化物を主体にした高糖質食が、食後の満腹感を高めるとともにエネルギー消費量(食事誘発熱産生)を増加させることを証明しています。

つまり、ごはん食はむしろダイエットに最も適した食事なのです。

 

スイスの研究グループでも9日間対象者に通常の1.6倍にあたる脂肪を摂取させました。
すると余分に摂取した脂肪は、ほぼ全部が脂肪組織に蓄積されました。

 

次に9日間、混合食(糖質、脂質、タンパク質のバランス食)の過剰摂取をしたところ糖質の消費量は増加、余った糖質はほとんど筋肉と肝臓のグリコーゲンに合成され、残りは熱として代謝されました。

 

ここでも、ごはんのような高糖質食の方が太りにくいことを証明しています。

 

また、他の研究では長期にわたる高糖質食と高脂質食が死亡率に与える調査をしたらしいのですが

 

結果、60%のエネルギーを糖質で摂った場合、高脂質・低糖質の食事に比べて死亡率が低いことが明確にしめされています。
食べない人のリスクが1.5倍でした。

 

糖質を摂りすぎると糖尿病が気になる

これも、スイスの研究チームが同じように過食実験の結果から「人の肝臓はラットと異なり糖質を脂肪に変換する能力はほとんどない」という論文をアメリカ生理学会で発表したそうです。

 

人はラットやモルモットと違って脳が発達しているために、脳が多くのエネルギーを必要としています。

 

しかも脳は糖質しかエネルギーとして使えない。

 

だから、余分に摂った糖質を脂肪に変換してしまうとそのエネルギーを二度と脳に使えなくなるので余分にとった糖質を肝臓と筋肉でグリコーゲンとして蓄えているんですね。

 

ラットは脳がほとんど無いので余ったエネルギーはすべて脂肪として蓄えます。

 

やっぱり運動は不可欠です

ごはんを中心とした伝統的な和食は世界的にも認められているバランスのいい食事です。

 

この食事以外で肥満を解消するとなるとやはり効果的なのは運動です。

 

なぜかというと先ほども述べていますが人間の体は、通常摂取した糖質の70%が筋肉で消費され、20%が脳で消費されます。
残り10%は心臓や腎臓などの臓器です。

 

ということは、糖質の7割が筋肉で使われています。

 

筋肉でしっかりエネルギーを消費していればインスリンとは独立した生理的メカニズムで糖は代謝されるのです。

 

つまり、インスリンを作るすい臓に負担がかからないようになります。

 

逆に運動不足だとすい臓に負担がかかるということです。

 

運動して、筋肉を使い、炭水化物をとればメタボから脱出できるわけです。

 

激しい運動をする必要はないですがエレベーターを階段にするとか買い物するときカートをやめて買い物かごを手にもつなど日常のちょっとしたことを改善するだけで運動量は増えますよ。

 

お米を食べて運動して健康で楽しく毎日を過ごしましょうね。

 

 

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