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糖尿病の激増
遺伝では説明がつかないほど糖尿病の患者が増えています。
近年中年男性の2人に1人はメタボリック症候群に罹患している可能性があるとも言われています。
ご存知の方も多いと思いますが、メタボリック症候群は運動不足や肥満が温床になっており、だぶついた内臓脂肪から多くの病気の原因遺伝子が放出されることになるそうです。
その一つが糖尿病ということです。
この糖尿病ですが、「遺伝する」ということがよく言われています。しかし、これはどうやら間違っていると考えられます。
もちろん、まったくないとは言えませんが、近年の糖尿病患者の増加がすべて遺伝ということはありえないのです。
少し古い資料ですが厚生労働省の2007年国民健康・栄養調査では糖尿病が強く疑われる人は890万人、可能性を否定できない予備軍が1320万人合わせて2210万人とされています。
これは、1955年と比べて40倍近くにもなる人数です。
感染する病気でない糖尿病が40倍近くになるこの増え方はとても遺伝だけでは考えられないのです。
なぜ、糖尿病患者が増えているのか?
数年前から流行になっているのが、糖質ゼロ、糖質カットなど糖質をあまり摂らない食事や飲料です。
この流行はなぜなんでしょうか?
ひとつには、糖質は肥満の元、糖尿病は糖分の摂り過ぎで起こる病気だと勘違いしているからだと研究されている先生がおしゃっています。
なぜなら、上記の比較した1955年と現代を比べてみるとご飯の量は半分になっています。
分かりやすく言うと、昔はご飯茶碗2杯だったのが、現代ではご飯茶碗1杯しか食べていないのに肥満の人が増えているということになります。
そして、砂糖の消費量も大幅に減っているのに、糖尿病患者が40倍なるのでしょうか。
よく考えてみてください。ご飯などの摂り過ぎが原因で糖尿病が増えているのであれば1950年60年代の日本人はほとんど糖尿病になっていたと思いませんか。
糖尿病は筋肉の活動と関係が
糖質の摂り過ぎが糖尿病の原因でないとすると何が原因なんでしょうか。
それは、運動不足による原因です。
なぜかと言いますと、体内に摂取した糖質の7割が筋肉で消費されるからです。筋肉は、最も大量に糖質と脂肪を消費する臓器なのです。
糖質の7割が筋肉で使われ、残りの2割が脳で消費され、心臓や腎臓など他の臓器は摂取した全ての糖質の1割に過ぎないのです。
世界で最も健康管理ができているNASAの宇宙飛行士ですら、宇宙での2週間の無重力飛行で超運動不足を強いられ、地球に帰還すると糖尿病患者よりも血糖値が悪くなっています。
宇宙飛行士はみんな糖尿病と言っても過言ではありませんよね。
運動不足解消で糖尿病予防
なんでも、筋肉でしっかりエネルギーを消費していればインスリンとは独立した生理的メカニズムで糖は代謝されるそうです。
つまり、良く運動して筋肉を使っていれば、すい臓に負担がかからないようになっているのです。
本来これがとても効率のいい代謝なんですが、運動不足では筋肉が働かないんです、そうなると、すい臓は一生懸命インスリンをだして、筋肉での糖代謝を促進しようとします。その結果、すい臓は衰弱していく一方でどんどん糖尿病へと進んでいくのです。
最近では、中年だけでなく日本人全体が運動不足で筋肉を使わなくなってきています。
昔に比べてすべてのことが便利になってきているので仕方ないことかもしれません。でもそのせいで糖尿病が増えているというのは、なんとも皮肉な結果です。
私もエレベーターを使わず階段を使ったり、近くならバイクや車を使わず歩くように心がけています。どれだけ効果があるかは不明ですが何もしないよりはましかなと思っています。
お米マイスターの情報誌、米すたいるより一部抜粋しています。
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