令和3年に本格的にデビューした京都のハイブランド米【京式部(きょうしきぶ)】
令和4年産の新米が入荷いたしました。
昨年までは、数も少なく栽培方法なども限られた農家で徹底されていました。
今年は作付け面積も増やされ、収穫量もかなり増えています。
美味しいお米の収穫量が増えるのはけっこうなことですが
こういう時に心配になるのが品質や食味のばらつきです。
令和4年産新米京式部の品質や食味はどうなのか紹介いたします。
目次
新米京式部の品質は
今回入荷した新米の地域は京都府の綾部市というところです。
主に外観を重視する農産物検査では最高ランクの1等米でした。
ちょうど同じ場所の3年産米があったので比べてみました。
見る限りではこの同じ地域では、今年の方が品質が良さそうです。
粒もしっかりしています。
精米しても砕けたりひびがはいる米粒はすくなかったです。
もっともまだひとつの地域の一生産者だけですから京都府全体が同じだとはいえません。
でもこの地域から推察すると京式部は概ね良好なのではと感じています。
コシヒカリが昨年に比べると高温障害の影響を受けていたので心配していたのですが
収穫時期がずれていることもあり影響が少なかったのかもしれませんね。
どちらにしても、今後入荷する京式部の品質が安定していることを期待しています。
新米京式部の食味は美味しい?まずい?
米粒としての外観の良さも大切ですが、お米は食べて美味しいということが一番大事なことだと思います。
入荷した新米を精米して早速試食いたしました。
結果は、美味しいお米でした。
昨年と同等、いや、今年の方が美味しいかもしれません。
もちろんこれも品質と同様に今回入荷した地域と生産者はということです。
ちなみに今回の試食はちょうど古米が少しあったので新旧の京式部で味比べをいたしました。
というのも、この時期は新米よりも古米の方が味わいがあると感じる人がいらっしゃいます。
ま、これは個人の好みもありますのでどちらが正解かは一概には言えません。
食べ比べした結果
食味は、さすがに新米の方が美味しいと感じました。
でも、そんなに大きな差はありませんでした。
食感は新米の方が軟らかったですね。
香りは、やはり新米の方がいいです。
とはいえ、古米も保存方法がいいので極端な古米臭もなく新米と食べ比べなければまったく違和感はない香りでした。
ほんと、昔と違いお米の保存状態が良いので新旧入れ替わりのこの時期でも品質や食味の劣化が少なくなっています。
ですから、昔と比べると新米と古米の美味しさに大きな差はないように思えます。
もちろんもう少し時が過ぎれば古米の品質は今以上に落ちていきます。
今回の食べ比べで一番違いを感じたのは食感でした。
同じ水加減で試食したこともあるのでしょう。
明らかに食感は新米の方が軟らかかったです。
そう考えると古米の水加減をもう少し増やしてみると新米との差はもっと縮まったかもしれませんね。
新米京式部の品質と食味のまとめ
令和4年産新米京式部の品質は昨年よりも良いと感じました。
食味も美味しく、今後入荷する京式部も楽しみになりました。
他の新米の価格が上昇するなか、京式部は昨年と同じ価格ですから
高級米のなかではお得な感じがしますね。
まだ、全国的には知名度が低い品種ですがじわじわとファンが増えてくるのではないでしょうか。
少なくとも京都米のなかでは人気の銘柄米になって行きそうな予感です。
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